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23/2/14
2023年2月14日(火) 10:30~12:00、2022年度第27回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を第1,8巻から「折りたたみ」で読んでいきます。
第27回は、『世界哲学史』の2巻5章と7巻7章についてです。
テーマは、「2巻5章 古典中国の成立」、「7巻7章 「新世界」という自己意識」でした。
2巻5章 古典中国の成立では、1. 古典中国とは何か、2. 法家(ほうか)から儒家へ、3. 儒教国教化の完成、という章立てでした。中国の歴史と思想についてまとめられていました。
7巻7章 「新世界」という自己意識では、1. プラグマティズムとは何か、2. パース、3. ジェイムズ、4. デューイ、5. 進化し続けるプラグマティズム、という章立てでした。プラグマティズムの歴史がまとめられていました。
ディスカッションの時間は、「2巻の内容は中国の歴史や思想がまとめられていたが、これは哲学なのか?」という問いについてや、プラグマティズムについての考察が多くを占めていました。また、「思考は現状を打破するためのものか、現状を受け入れるためのものか、どっち?」という問いが出たり、先日行われたコンファレンスに関連し、「共生」について語り合ったりもしました。
今年度の哲学学校は、残すところあと3回。いよいよラストスパートです。
次回、第28回(偶数回)は、2月21日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅳ部 顔の彼方へ D~G」を扱います。
第29回(奇数回)は、2月28日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻6章と7巻6章」を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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