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22/8/16
2022年8月16日(火) 10:30~12:00、第14回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
第14回は、『全体性と無限』の「第Ⅱ部 内奥性と家政 B 享受と表象」についてです。
今回の範囲では、1.表象と構成、2.享受と糧、3.元基と事物、用具的存在、4.感性、5.元基の神話的形式。という内容でした。キーワードとしては、「享受」、「表象」、「元基」、「糧」というようなものがありました。
ディスカッションの時間は、今回も難解な内容であったという感想が多く、中でも今回の一番のキーワードであった「表象」という単語は、皆これまで聞いたことはあれど、理解するに至らないものだったこともあり、今回のディスカッションでは「表象」とは何かという話が多くありました。
また、本文の「ひとは労働の呪いをスポーツに変えることができる。」という部分について、これはどういう意味だろうと議論がなされました。
最後の方には「身体性」に関連して、近頃チャレンジしているメタバースと日頃活用しているZoom、それぞれ身体性の感じ方の違いについての話にもなりました。
一度も会っていないけれど、長い間オンラインで関わっている人と最近会う機会がありました。初めましてなはずなのに、久しぶりに会ったような感覚になり何だか不思議な体験でした。
次回、第15回(奇数回)は、9月20日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「1巻 9章・8巻3章」部分を扱います。
第16回(偶数回)は、10月4日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅱ部 内奥性と家政 CとDの3節まで」を扱います。
次回、次々回と日程が開いていますので、ご注意ください。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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