令和3年2月6日(土)北海道コンファレンスが開催されました。
第二分科会は20名を超える参加者の皆さんと、グループワークを行いました。
運営側としては、初のオンライン開催のため、ZOOMでの音が出なかったり、障害種別の体験が伝わりにくかったり、グループワーク内での接続時に問題が出ていたり、様々なトラブルに見舞われました。ご参加いただきました皆様、スムーズな進行が出来ず大変申し訳ありませんでした。
第二分科会で行われました障害の種別の体験は、どのようにしたら「障害のあるなし関係なく楽しめるイベント」をつくれるのか。
障害を想像ではなく体感してみよう、という発想から生まれました。
身体障害のある方を体験するため、車椅子で雪道を走行ている映像をご覧いただきました。
車椅子に座らせたお人形にカメラを付け撮影したのですが、とても歩道の状況が悪く車酔いをしてしまいそうな映像でした。
視覚障害のある方を体験するため、映像を真っ暗にして、音だけ聞こえる映像をご覧いただきました。
風の音や車の走行中の音、ホールに入った時のピンポン玉の音、私たちが普段いかに目を使って判断しているのかが分かりました。
聴覚障害のある方を体験するため、音のない映像をご覧いただきました。
眼だけが頼りなので、目線がいろいろ動く映像でした。
グループワークの中では、「誰もが楽しむイベント」の深堀について、自身が企画を楽しむことや企画の段階から様々な方を巻き込むこと、いろいろな立場の人が参加しているコミュニティ、LGBT、海外からの観光客など様々な方とのいろいろな感覚でイベントを作っていくことの重要性を学び合いました。
また、障害の配慮が必要な部分をマイナス部分として補うのではなく今ある感覚で楽しめることに目を向ける思考をもちたい、同じ企画でも時代と人が変わると新しいアイデアが出てくることを実感した、という感想もいただきました。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
またいつか、皆様に会えるのを楽しみにしております。
医療法人稲生会
宮田 直子