前回の報告はこちら
ー ー ー ー
2024年6月14日(金) 10:30~12:00、2023年度第29回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。
第29回は、『世界哲学史』の6巻3章についてです。
テーマは、「6巻3章 社会契約というロジック」でした。
6巻3章 社会契約というロジックは、1. 17~18世紀のヨーロッパにおける社会契約論、2. ホッブズとスピノザ、3. ロックとルソー、という章立てでした。
ディスカッションの時間は、今回の内容は自立生活の中での自己決定の部分に通ずる部分があるというところから始まりました。そこから、本文での自由や社会契約についての話になり、現代での社会契約とは?という疑問が出てきました。また、自立生活と自由の話から、「支援と支配の関係性」についての話題に広がっていきました。
今回は哲学というより政治の話だったように思います。社会契約についての話題で、「自分が契約した覚えはないのに、いつの間にか契約されていたもの」と言っている人がいました。その言葉が印象的でした。
次回、第30回(偶数回)は、6月28日(金)10:30~12:00、ドゥルーズ『差異と反復』より「結論 差異と反復」の第1節から第12節までを扱います。
第31回(奇数回)は、7月12日(金)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻10章」部分を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
みらいつくり哲学学校オンラインについてはこちら↓
次回の報告はこちら