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おでかけプロじぇクト(仮)_vol.1


【趣旨】
2019年度に行った「重症心身障害者と『ともに』学ぶプロジェクト」は、みらいつくり大学が始まった当初から構想してきた活動の一つです。
障害の有無によらず、「重症心身障害」がある人でも、その場に加わって、ともに学ぶ一人として活動することが目標でした。
2020年1月31日に実施した同プロジェクトの第3回目には「藻岩山のプラネタリウムを見にいこう!」と活動の内容が決定しました。
ですが、残念ながら同時期には新型コロナウイルスのパンデミックが起きました。
何が起きているかもわからなかった私たちは、この活動自体を中止せざるを得ませんでした。
そして、私たちの仲間の一人は感染対策を理由に施設生活を開始し、施設外への自由な外出はできなくなってしまいました。

このプロジェクトを終わらすわけにはいきません。
2023年11月18日、後に実行委員となる3名で集まって作戦会議をしました。
私たちにとって、「おでかけ」がどれだけ大切なのか。
私たちの最優先事項の一つは、仲間と会うこと。
私たちが外出を控えたことで、地域に暮らす障害者が「見えなくなる」方向に一歩進んでしまったような気がします*。
私たちの「おでかけ」が地域を創る。私たちの「おでかけ」が未来を創る。
私たちは、「おでかけプロジェクト」と名前を変えて、「ともに学ぶプロジェクト」を再開します。

不定期ですが、進捗状況を当ホームページで報告します。
ご期待ください。
実行委員 松井

*実行委員の一人、紺野さんは、外出を控えた2020年〜2023年を経て、最寄りの地下鉄駅での対応が一世代前に戻ってしまったことを悲しんでいました。紺野さんは、自立生活を教わった佐藤きみよさんの言葉を思い出します。きみよさんは「私たちの仕事は地域に出ること」とよく話していたそうです。