しさくの広場2024 春 作品No.24_古賀昭良 表現 春 「春」がやってくると、一番しのぎやすい時季である思いは誰の気持も同じだろう。 僕は、真っ先に唱歌の「早春賦」が頭の中をよぎっていく。 ♪春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず この歌を聴くと、野原を散策してみたい気持ちは否めない。 17歳の時に小児麻痺に罹患。両脚が不自由で、思うように足が使えないもどかしさがあるが、この歌を聴くと何故か“しゃん”とする救世主である。 (古賀昭良) しさくの広場2023夏 2023年度 作品 しさくの広場 詩作と思索