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しさくの広場2024 春 作品No.24_古賀昭良

「春」がやってくると、一番しのぎやすい時季である思いは誰の気持も同じだろう。
僕は、真っ先に唱歌の「早春賦」が頭の中をよぎっていく。

♪春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

この歌を聴くと、野原を散策してみたい気持ちは否めない。
17歳の時に小児麻痺に罹患。両脚が不自由で、思うように足が使えないもどかしさがあるが、この歌を聴くと何故か“しゃん”とする救世主である。

 

(古賀昭良)