走り出した君へ
人生は出会いの連続だと言うけれど気が付いた時には「あの人」になっているもの
まるで電車を降りた後に見送るように、失った時にしか気づかない
自由というのは自分が線を引かなければならない
風の強さを憎んでみても何にもならない
特別なものは特別な目を持たない
大切なのはそのままのあなただから
そのままそっとゆっくり歩いていこう
傷を労わる老人のように
みんなが待っててくれるから
言葉
海をどう言葉にしますか
広い空をどう英訳しますか
あなたをどう形容したらいいですか
「あなた」という以外、言葉がありますか
「愛」というのも嘘をついている気分になります
今、走り書きしています
言葉より先に表したいから
あなたが私の心にあなたの言葉で綴って下さい
私はそれを全て愛します
友達なんかじゃなかったね
(森川めだか)