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23/12/13
2023年12月12日(火) 10:30~12:00、第20回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。
第20回は、『差異と反復』の第4章 第1節~第9節までについてです。
今回の範囲は、「第4章 差異の理念的総合」の1. 問題的な審廷としての理念 ~ 9. 問題の理論-弁証法と科学、でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。
ディスカッションの時間は、本文内で用いられていた「微分」という単語についての話題から始まりました。今まで学校などで学んでいた微分というものの捉え方と、ドゥルーズの述べている微分の意味の考察や、なぜ差異と反復というテーマの哲学書で微分を例えに挙げるのだろうという話が出ました。
また、カテゴリーと個別具体というテーマで、障害と診断、分離教育などの話にもなりました。
今回の本文で数式が出て来た途端、脳みそがシャットダウンしました。参加者の皆さんは、理解しようと色々調べたり、向き合っていた方が多かったようでした。私のようにカジュアルに哲学に向き合う人間がいてもいいと思います。(言い訳)
次回、第21回(奇数回)は、12月26日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻7章と6巻5章」部分を扱います。
第22回(偶数回)は、2024年1月9日(火)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「第4章 差異の理念的総合」の第10~20節までを扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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