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23/11/14
2023年11月14日(火) 10:30~12:00、第18回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。
第18回は、『差異と反復』の第3章 第12節~第3章の最後までについてです。
今回の範囲は、「第3章 思考のイマージュ」の12.第五の公準──誤謬という「否定的」なもの~ 23. 差異と反復の哲学に対する障害としての諸公準の要約、でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。
ディスカッションの時間は、ドゥルーズの述べていた「学び」の考え方の考察からはじまりました。その後は、各単語の意味の捉え方についての話になりました。例えば、「イデア(理念)」という単語を、ドゥルーズは通常使われている意味で用いていないようです。そのように単語の確認をして、最後には学びという部分に関連して、体を動かすことと(障害や老いの影響で)動かなくなっていくことについての話になりました。
分かったと思っても、それを本当に理解できているかはわかりません。何かを理解することはとても難しいことだと思います。
次回、第19回(奇数回)は、11月28日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻6章と6巻6章」部分を扱います。
第20回(偶数回)は、12月12日(火)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「第4章 差異の理念的総合」の第1~9節までを扱います。次回から下巻になります。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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