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第17回 みらいつくり哲学学校 『世界哲学史』「3巻5章・6巻7章」開催報告

 

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2023年10月24日(火) 10:30~12:00、2023年度第17回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。

第17回は、『世界哲学史』の3巻5章と6巻7章についてです。

 

テーマは、「3巻5章 自由学芸と文法学」、「6巻7章 批判哲学の企て」でした。

 

3巻5章 自由学芸と文法学では、1. 複数の自由学芸(リベラルアーツ)、2. 文法学と註解の伝統、という章立てでした。さまざまな自由学芸(リベラルアーツ)の考え方や文法学との関係についてまとめられていました。

 

6巻7章 批判哲学の企てでは、1. 批判哲学とは何か、2. 『純粋理性批判』の問い、3. 『実践理性批判』の問い、4. 啓蒙と理性主義、という章立てでした。カントを中心とした批判哲学について書かれていました。

 

ディスカッションの時間は、6巻の内容に関連してカントの純粋理性批判を読んだことがあるかという話から始まりました。また自由学芸ということで、大学で教養を学ぶことの大切さについてや、聖書も教養な気がするという話題が出ました。最後には、最近読んでいる本は何かという話で終わりました。

 

教養を学ぶことの大切さは、大人になってから気づくという話題が印象に残っています。たしかに、「学生の頃もっとまじめに勉強しておけばよかった」という声はよく聞きますよね。

 

次回、第18回(偶数回)は、11月14日(火)10:30~12:00、ドゥルーズ『差異と反復』より「第3章 思考のイマージュ」の第12節~第3章の最後までを扱います。

第19回(奇数回)は、11月28日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻6章と6巻6章」部分を扱います。

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

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2023年度哲学学校のお知らせ

 

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