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しさくの広場2023 夏 作品No.17

蟻の速さで歩く七日目のセミを 手に取った触られて迷惑そうにドス黒い鳴き声を出した羽も破れていて「いつか君もこうなるから」と人生の先輩面をしてセミは教えてくれた明日は お盆だ生きていることへの奇跡を感じた瞬間だった

 

(ペンネーム:あっくん)