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第13回 みらいつくり哲学学校 『世界哲学史』「3巻3章・6巻9章」開催報告

 

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23/8/23

 

2023年8月22日(火) 10:30~12:00、2023年度第13回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。

第13回は、『世界哲学史』の3巻3章と6巻9章についてです。

 

テーマは、「3巻3章 教父哲学と修道院」、「6巻9章 中国における感情の哲学」でした。

 

3巻3章 教父哲学と修道院では、1.教父たちと修道生活、2.アンセルムスの神学と哲学、3.11世紀から12世紀へ、という章立てでした。教父哲学にまつわる修道院での生活や悪についてが書かれていました。

 

6巻9章 中国における感情の哲学では、1. 「中国のルネサンス」、2. 性と情をめぐる中国哲学の議論、3. 日常の中で学ぶこと、という章立てでした。「理性」や「情」、「感情」といったことがらについてまとめられていました。

 

ディスカッションの時間は、修道院の内容が参考になったという話から始まり、本文の「しかるに」という表現は順説か逆説か?という考察や、悪についての考え方、「支援」と「憐み」と「コンパッション」にまつわる話などが広がっていきました。

 

人を助ける、支援するときに「それは本人にとって本当に必要なことなのか」、悩むことがあります。今回の章を通して、支援のあり方は様々な葛藤があるのだと、改めて感じました。

 

次回、第14回(偶数回)は、9月12日(火)10:30~12:00、ドゥルーズ『差異と反復』より「第2章 それ自身へ向かう反復」の第25~第2章の最後までを扱います。

第15回(奇数回)は、9月26日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻4章と6巻8章」部分を扱います。

9月から哲学学校は、基本的に第2週と第4週の月2回開催に変更になります。少しテンポダウンして、ゆったり哲学ができたらと思っています。

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

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2023年度哲学学校のお知らせ

 

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