前回の報告はこちら
ー ー ー ー
23/6/20
2023年6月20日(火) 10:30~12:00、第8回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。
第8回は、『差異と反復』の第1章 第18節~第1章の最後までについてです。
今回の範囲は、「第1章 それ自身における差異」の18. 差異のオルジックなあるいは無限な表象=再現前化は、前述の四つのアスペクトからどうして免れていないのか ~ 24. 差異の問題において決め手となるもの──見せかけ、見せかけの抵抗、でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。
ディスカッションの時間は、本文にあった政治家と詩人のあり方の話から始まり、それらと障害者運動との連関についての話になりました。また、そもそもなぜ同一性はダメなのかという疑問に対する考察や、「様々なものやコンテンツに触れるとき、肯定から入るか? 否定から入るか? 」という質問から参加者それぞれの意見を聞いたりしました。
今回の哲学学校で通算100回だったようです。100回目も、通常運転でお送りしました。
次回、第9回(奇数回)は、7月4日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻 1章と7巻1章」部分を扱います。
第10回(偶数回)は、7月11日(火)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「第2章 それ自身へ向かう反復①」の第1節~第15章までを扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
みらいつくり哲学学校オンラインについてはこちら↓
次回の報告はこちら