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23/2/28
2023年2月28日(火) 10:30~12:00、2022年度第29回(奇数回最終回)となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を第1,8巻から「折りたたみ」で読んでいきます。
第29回は、『世界哲学史』の2巻6章と7巻6章についてです。
テーマは、「2巻6章 儒教と仏教の論争」、「7巻6章 数学と論理学の革命」でした。
2巻6章 儒教と仏教の論争では、1. 仏教伝来、2. 魏晋玄学、3. 華北と江南の仏教、4. 神滅不滅論争、という章立てでした。中国の儒教と仏教の論争についてまとめられていました。
7巻6章 数学と論理学の革命では、1. はじめに、2. カントからフィヒテへ、3. 代数方程式論からガロア理論へ、4. ガロア理論と群論の、関数論や幾何学、微分方程式論への広がり、5. おわりに、という章立てでした。数学や論理学についての哲学がまとめられていました。
ディスカッションの時間は、7巻の数学に関する内容として平面や立体の関係性について語られていました。参加者のなかには、建築やファッションデザインにかかわる方もおり、平面から立体に、立体を平面にという話が盛り上がっていました。
また、中国の思想や歴史についての考察も語られていました。
今回が、今年度の哲学学校奇数回は最終回でした。残すところあと一回、楽しみましょう。
次回、第30回(偶数回最終回)は、3月7日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「結論」を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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