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23/2/21
2023年2月21日(火) 10:30~12:00、第28回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
第28回は、『全体性と無限』の「第Ⅳ部 顔の彼方へ D~G」についてです。
今回の範囲では、D. エロスにおける主体性、E. 超越と繁殖性、F. 子であることと兄弟関係、G. 時間の無限、という内容でした。キーワードとしては、「善性」、「繁殖性」、「超越」、「兄弟関係」、「赦し」というようなものがありました。
ディスカッションの時間は、今回の内容は読みやすかったという参加者からの感想がいくつか挙がるところから始まりました。
また、ハイデガー批判が色濃く出ていた本文内容であったことからハイデガーとの比較なども話題になりました。
今回、本文の中で人生(生命)観を劇の幕の切り替わりに表現していたことに関連して、「参加者は今何幕目にいるか」という話もでました。そこから、それぞれの人生の幕の切り替わりはどこだったかなどのトークが広がりました。
自分の人生の幕の切り替わりについて、自分で切り替えていたという人もいれば、思えばあれが切り替わりだったと振り返る人もいて、面白かったです。
次回、第29回(奇数回最終回)は2月28日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻6章と7巻6章」部分を扱います。
第30回(偶数回最終回)は、3月7日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「結論」を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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