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2023年1月17日(火) 10:30~12:00、第24回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
第24回は、『全体性と無限』の「第Ⅲ部 顔と外部性 C」についてです。
今回の範囲では、1.多元的様態と主観性、2.交易、歴史的関係、3.意志と死、4.意志と時間ー忍耐、5.意欲の真理、という内容でした。
キーワードとしては、「意志」、「暴力」、「制度」、「繁殖性」というようなものがありました。
ディスカッションの時間は、本文の暴力という内容に関連して、戦争やパワハラなどの話題になりました。
また「私と、私がしたいと思うことは、完全には同じではない」という部分から、これは具体的にはどのような場面なのか、それぞれ自分の感覚はどうかなどの話になりました。
これまで何度も「顔との対面(自分の想定しない対象との出会い)」について触れられていました。それらの哲学は出会う側の視点であり、出会われる側の視点はないのではないかという指摘が挙がったりしました。
なぜだか3年目にしてやっと、少し話についていけるようになった気がします。継続は力なり、ですね。
次回、第25回(奇数回)は1月24日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻 4章と7巻8章」部分を扱います。
第26回(偶数回)は、1月31日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅳ部 顔の彼方へ A~C」を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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