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第23回 みらいつくり哲学学校 『世界哲学史』「2巻3章・7巻9章」開催報告

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23/1/10

 

2023年1月10日(火) 10:30~12:00、2022年度第23回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

 

奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を第1,8巻から「折りたたみ」で読んでいきます。

 

第23回は、『世界哲学史』の2巻3章と7巻9章についてです。

テーマは、「2巻3章 キリスト教の成立」、「7巻9章 近代インドの普遍思想」でした。

 

2巻3章 キリスト教の成立では、1. 哲学史の中の古代キリスト教?、2. 「キリスト教のギリシア化」―グノーシス主義と護教家、3. キリスト教の教義の歴史―小史、4. 「哲学」としてのキリスト教、という章立てでした。キリスト教の成り立ちと哲学の関連が書かれていました。

 

7巻9章 近代インドの普遍思想では、1. 「近代」とインド、そして「宗教」、2. スピリチュアリティとセキュラリズム、3. ブラーフマ・サマージの系譜――普遍と固有の希求とその焦点、4. 近代インドに空く<穴>――ラーマクリシュナと神、という章立てでした。インドの思想についてまとめられていました。

 

ディスカッションの時間は、哲学と宗教の関係性について参加者の考えを共有するところから始まりました。その後、「哲学者の定義は?」「どのような人が哲学者を名乗れるのか?」という疑問があがり、哲学者とはどのような人なのか、皆で考えました。また、スピリチュアルに関連して「どんど焼き」や「こんまり」などのワードも飛び出しました。

 

 

今年も哲学が始まりました! 来年度の課題図書も決まったようです。

 

 

次回、第24回(偶数回)は、1月17日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅲ部 顔と外部性 C」を扱います。

第25回(奇数回)は、1月24日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻 4章と7巻8章」を扱います。

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

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