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22/11/29
2022年11月29日(火) 10:30~12:00、2022年度第19回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を第1,8巻から「折りたたみ」で読んでいきます。
第19回は、『世界哲学史』の2巻1章と8巻1章についてです。
テーマは、「2巻1章 哲学の世界化と制度・伝統」、「8巻1章 分析哲学の興亡」でした。
2巻1章 哲学の世界化と制度・伝統では、1. 古代とは何か、2. 哲学と非哲学、3. 学校と学派、という章立てでした。哲学の変遷を大まかにまとめられていました。
8巻1章 分析哲学の興亡では、1. 科学主義の「事実/価値」の分離、2. 分離型二元論の展開、3. 分離型二元論から混合型二元論へ、4. 化合型二元論への道、という章立てでした。さまざまな二言論のあり方や歴史が語られていました。
ディスカッションの時間は、今回はどちらの内容も抽象的で分かりにくかったという話から始まりました。また、哲学書を読むときには翻訳版や原文かという選択肢があり、それらの違いについて考察したり、それぞれの「哲学の楽しいポイント」について語り合いました。
生活や身近な話題に引き付けて哲学をすることは、楽しいことだと思います。皆さんの哲学の楽しさはどこにありますか?
次回、第20回(偶数回)は、12月13日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅲ部 顔と外部性 A~Bの3節まで」を扱います。
第21回(奇数回)は、12月20日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻 2章と7巻10章」を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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