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第16回 みらいつくり哲学学校 『全体性と無限』「第Ⅱ部 内奥性と家政 CとDの3節まで」開催報告

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22/10/4

 

2022年10月4日(火) 10:30~12:00、第16回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

 

第16回は、『全体性と無限』の「第Ⅱ部 内奥性と家政 CとDの3節まで」についてです。

 

今回の範囲では、C 自我と依存 1. 喜びとその翌日、2. 生への愛、3. 享受と分離

D.住居 1.居住、2. 居住と《女性的なもの》、3. <家>と所有という内容でした。キーワードとしては、「住居と居住」、「分離」、「集約(内省)」、「女性性」というようなものがありました。

 

 

ディスカッションの時間は、まず住居に関連して建築関係に携わっていた参加者から、「家を建てる人はライフスタイルがある人。それに合わせて家を作る。レヴィナスの述べる家の概念は、理想の家のよう」という話が出ました。そこから、自分の住居に関する話題が出ました。

また、本文に登場した女性性とは何か、という話になりました。女性性と書かれているが、私たちが想像する女性のことではなくて、レヴィナスが生み出した新たな概念なのではないかという意見がありました。

 

ディスカッションの時に出てきた話題ですが、メタバース空間でアバターを使用する際、異性のキャラクターを用いる人が多いそうです。

皆さんは、もし今とは違う自分になれるとしたらどんな姿になりたいですか?

 

 

次回、第17回(奇数回)は、10月18日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「1巻 10章・8巻2章」部分を扱います。

第18回(偶数回)は、11月8日(火)10:30~12:00、エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』より「第Ⅱ部 内奥性と家政 Dの4節~E」を扱います。

 

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

 

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