「グリーフを抱える人の当事者研究」Season3-4を開催します
ひきつづきオンライン開催の予定です。
これまで遠方でご参加が叶わなかった方もどうぞお問い合わせください!
第4回目は2021年8月27日(金)10:00-11:30に開催します。
(グリーフを抱える人の当事者研究Season3の概要についてはこちらをご覧ください)
前回の報告
6月25日に完全オンラインで開催された第三回目のテーマは、
「あの人を想い出させる〇〇」
「音」・・人工呼吸器の作動音。モニターのアラーム音。NICUのドアの開く音。
「歌・曲」・・あの人が好きだった歌。闘病期間の朝ドラのテーマ曲。
「におい」・・あの人の服。一緒に行っていたカラオケルームのたばこのにおい。ラコールのバニラのにおい。
「手触り」・・脚のむくみの感触。あの子とそっくりな、おねえちゃんの産毛の手触り。オムレツケーキの感触。
「みるもの」・・あの子のほっぺのようにむちむちな白玉団子。あの人と一緒にみた映画のキアヌ・リーブスの薄髭。
「季節」・・緑の色の濃さ。暑さ。
「食べ物」・・あの人が干していた大根を告別式の次の日にたくわんに漬けた。それ以降、毎年漬けている。
「お洋服」・・もう、これを着ることはないんだな。
etc……..
視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感の全てが、「あの人を想い出させる」ことがありありとみてとれます。
『一緒に生きていた時のあの人』を思い出させるすべて。
そして、一方『亡くなった時のこと』を思い出させる〇〇もあることが話題に上がりました。
あの人が亡くなったときにどんどん紫色になっていく肌の「色」
(「色を戻そうとしてずっとマッサージしていた、、」「逆に触れなかった、、」)
濃緑「色」の胃残
すうすういう呼吸の「音がない」
最後だと思ってこどものにおいを嗅いだら「くさっ」となった匂い。
(「亡くなったんだな。ここにはいないんだな。」)
「あの人を想い出す」からこそ、
「見たい」「聞きたい」「嗅ぎたい」「触りたい」もの。
「あの人を想い出す」からこそ、
「見たくない」「聞けない」「嗅いでしまった」「触れない」もの。
行ったり来たりして、大丈夫だったり大丈夫じゃなかったりしたりして、
そうして、生きている私達。
スケッチノート
次回8月27日(金)は、夏休みの宿題(?)として
「フラッシュバックの状況報告」をテーマとして開催して参ります。
初参加、単発参加も歓迎しております。
詳細はお気軽にお問い合わせください。
今期1回目はハイブリッド開催を行いましたが、その後、緊急事態宣言や蔓延防止法の適応が続く中で、2回目以降、今期はオンライン開催と致します。
(目黒祐美子)
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【開催日】
①2021年4月22日(木)10:00-11:30←終了
②2021年5月27日(木)10:00-11:30←終了
③2021年6月25日(金)10:00-11:30←終了
④2021年7月30日(金)10:00-11:30←キャンセル
④2021年8月27日(金)10:00-11:30
⑤未定
【オンライン会場】
Zoom・・ご参加申し込みの方にアドレスをお送りします。お気軽にお問い合わせください。
【詳細のお問い合わせ、申し込み先】
医療法人稲生会 目黒
011-685-2799
meguro-yu@kjnet.onmicrosoft.com
当事者研究Season3 お知らせ