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みら読_開催報告_特別企画「『百年の孤独』を読もう」①

第28回みらいつくり読書会は、特別企画として「『百年の孤独』を読もう」の第一弾でした。

【日時】
2021年6月14日(月)16:00〜17:00
【課題図書】
ガルシア=マルケス『百年の孤独』
【参加者】
8名(うちラジオ参加3名)
【板書記録】

今回は1〜6章を扱ったので、まだ結末にまでは至っていません。しかし、すでに出てきたキーワードは、本作を深めていくときに重要なものばかりだと思います。
作品内では、マコンドという共同体における歴史が描かれています。
地域における「つながり」の希薄さは、私たちの身の回りでも最近話題になることが多いトピックです。
マコンドにおいて、家系内での血の濃さや共同体の人間関係として、その「つながり」はむしろ強いようにも思います。でも私から見ると決して幸せそうではありません。
怪しい雰囲気が流れ続けているのは、生きている者と死者が場を共有している世界観、現実と幻想が曖昧に描かれているラテンアメリカ文学の技法が理由の一つなのだと思います。

タイトルにある「孤独」は何を意味しているのでしょうか。
今回挙がったキーワードのつながりを考えながら、7章以降に進みたいと思います。
 
 
引き続き第29回、第30回は特別企画を行います。
これまで読書会に参加したことのある方も、そうでない方も、ぜひご参加ください!
20世紀文学の最高傑作の一つとも言われる本作を、「ともに」読みませんか?
詳細は以下をご覧ください。
みら読_特別企画「『百年の孤独』を読もう」のお知らせ

【事務局】
みらいつくり研究所 松井
(matsui-ka@kjnet.onmicrosoft.com)