Works

作品No.004_しさくの広場2021春

外出できない私たち
窓から見えるライラック
私一人で抜け出して
小枝を折って持ち帰る

花瓶に挿された若枝に
色づく花を想像し
枯れ落ちてしまう若い葉で
豊かな香りを思い出す

 


week2交流週

・4行詩の2回繰り返しと、とても短い詩ですが、何度も声に出して読みたくなるような、素晴らしいリズムです。「私一人で抜け出して」が、なんだか小さなたくらみのようで、素敵な表現です。「豊かな香りを思い出」させるのは、「枯れ落ちてしまう若い葉」なんですね。興味深いです。
・8行の文章で、情景がありありと思い浮かびました。とても素敵です。私も詩を投稿しましたが、こんな詩を書いてみたいと思いました。
・ライラックのいい香りがしてきました。

week3推敲週

去年のこの時期に、「ライラック」を扱った作品を投稿しました。季節が回って、昨年のことを思い出しながらする「しさく」は初めてでした。