全36回にわたって行われた2020年度の哲学学校は、今年1月に幕を閉じました。
ハイデガーの『存在と時間』、大阪哲学学校編『生きる場からの哲学入門』という難解な2冊の課題図書をなんとか読み終えた1年間でした。
今年度の活動も終わり、4月頃まではしばらく哲学とは関わる機会がないだろうと思っているみなさん、そんなことはありません。
実は、1月から有志のメンバー(レギュラーで参加していた方々)が集まり、ひっそりと活動を続けています。
その名も、哲学学校「自由研究」。
ハイデガーの『存在と時間』の中に登場する印象的だった言葉や単語を取り上げ、自分なりの解釈を作品として形に残そうという企画です。
【頽落】という言葉を取り上げて、エッセイのような文章を作成している方もいれば、
【不安】という言葉を取り上げて、ハイデガーへの手紙という形で、自身の経験を伝えている方もいます。
【企投・到来】という言葉をモチーフに、立体的なモデルを作成している方もいたり、人によって選ぶ単語や表現方法は様々です。
こうして作った作品は、来年度までに文集のような形としてまとめられたらいいなと考えています。
現在は5名ほどのメンバー(和田、松井、宮田、吉成、三田村)が集まり、自分の選んだ言葉やその表現方法について、みんなで共有したり話し合ったりしています。
こうして聞いていると、堅苦しい内容を想像されているかもしれませんが、そうではありません。
Zoomで集まって、ハイデガーの『存在と時間』を読んで感じたことや考えたことを改めて共有する場(というより雑談をしている時もあります)になっています。
現在、この自由研究に参加してくれるメンバーを募集しています。
この活動に興味のある方、 ハイデガーの『存在と時間』をもっと掘り下げたいと思っている方、レギュラーメンバーと話をしてみたいという方、どんな方でも構いません。
作品を作らなくても、作ってもどちらでも問題ありません。
皆さんも是非、一緒に「自由研究」しませんか?
もし興味を持ってくださった方がいれば、下記の連絡先までご連絡下さい。
担当:宮田
メールアドレスmiyata-na@kjnet.onmicrosoft.com
今後のスケジュールはこのように予定しています。
・3月4日(木)10:30~11:30頃まで
・3月18日(木)10:30~11:30頃まで
・3月25日(木)10:30~11:30頃まで
全ての回に参加できなくても問題ありません。少しお顔を覗かせるだけでも構いませんので、お気軽にご参加ください。
皆さんのご参加をお待ちしています。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)