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第20回みらいつくり映画同好会 開催報告

1月28日(木)に第20回みらいつくり映画同好会を開催しました。

課題作品は『アルプススタンドのはしの方』、

参加者は8名(内ラジオ参加2名)でした。

以下のような感想の交流がありました。

・楽しかったです。野球の一試合で、登場人物の心情が大きく変化していることが表現されていてすごいなと思いました。
・こういう作品を「ワンシチュエーションもの」と言うんですね。とても面白いと思いました。タイトルからもわかる通り、「はし」と「中心」が対比されています。その構造が崩れていきましたが、「周辺もいつか中心になれる」という描き方をしているように感じました。
・好きな映画でした。何も起きない映画を自分の中では「さざなみ映画」と呼んでいます。
・すごく好きな映画でした。高校演劇に関する本にこの作品が載っていました。改めて自分は映画よりも演劇の方が好きなんだなと思いました。映画は、観ている人から見えてはいけないものを隠しますが、演劇は見えないものを見えるように演出します。観客も共同作業に加わる感じが好きなんだなと思いました。
・「はしの人が中心になる」といういわゆる逆転劇のようには観ませんでした。それよりも「それぞれの物語がある」ということではないかと思います。
・「中心」だと思われている人も、自分のことを「中心」とは思っていなかったりします。むしろ「中心」と思われていることが嫌かもしれない。そんなことを考えました。上に見られている人たちの思いもあります。そんなことがうまく描かれていたように思いました。
・脚本がすごく面白かったです。シナリオでこれだけ見せられるのはすごいと思いました。「周辺」が「中心」にすり寄っていく構成というよりは、意外性のある展開にもっていくためのものかと考えました。
・登場する先生が、独り言でなんて言っているのか気になりました。