コロナ世代
きっと大人たちは
私たちのことを
「コロナ世代」
と
呼ぶようになるんだ
私たちの学びを奪い
私たちのさよならを奪い
私たちの出会いを奪い
私たちの笑顔を奪った
大人たちは学ばず
大人たちは何も言わずいなくなり
大人たちは隠れて出会い
大人たちは笑顔で奪う
私たちに距離をとれと言った大人たちと
私たちは距離をとる
私たちに口を塞げと言った大人たちに
私たちは口を塞ぐ
私たちに触れ合うなと言った大人たちと
私たちは触れ合いを絶つ
大人たちよ
見るがいい
私たちは
私たちのことばで
私たちの世代をつくる
week2
今の子達は後に「コロナ世代」と呼ばれるのだろうと私も思いました。「あ、キミ、コロナ世代かぁ。じゃあ卒業式さびしかったでしょ」みたいな会話がされるんだろうなって。本当は、コロナが奪った分を大人が与えてあげなければいけなかったのに、結果として多くの大人が奪う側になってしまったのかもしれませんね。
―――
「大人たち」の仲間なのか、「私たち」の仲間なのか、どっちなんだろうと考えながら読みました。
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子どもたちは今の時代をどのように感じているのでしょうか。まだ言葉にはなっておらず、まだ意識にすらないのかもしれません。これから紡がれる言葉が私の価値観と違っていても、その違いを楽しめるような大人に私はなりたいと思いました。
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若さと勢いが伝わってきます。
新しい世代がこのコロナとともに
何を生み出していくのかワクワクします。
week3
「私たち」の仲間でいたいと思っています。
「私たちの世代をつくる」「私たちのことば」はどんな「ことば」なんでしょうか。
その「ことば」を、どんな風に紡いでいけるでしょうか。
「大人たち」はそのために何ができるんでしょうか。
考えていきたいと思います。