7月16日(木)に第8回みらいつくり映画同好会を開催しました。課題作品は『男はつらいよ 奮闘編』、参加者は3名でした。
以下のような感想の交流がありました。
・「家族はつらいよ」が面白くて好きです。寅さんは、家族で安心してみることができます。子どもが突っ込みながら見ていました。瓶に入っている煎餅を気にしていました。前は、「寅さんなんて」と思っていました。人情というか、罵倒しながらも愛しし続ける様子がいいなと思いました。喧嘩もするけどいなくなると寂しくなる。そうやって受け入れられているのがいいなと思いました。
・寅さん初めて見ましたが面白かったです。永遠のワンパターン。正月映画として、日本人が繰り返すサイクルの中に入っていたんだろうなと思いました。
・撮り方は、黒澤明と全然違って、小津安二郎に近いと思いました。その場に一緒にいるような撮り方をしていると思いました。カット割が少ないと思いました。今はカットを多くして飽きさせない撮り方をするけれど、この作品はそうではないと思いました。舞台に近いのかもしれません。
・当時の知的障害の人に対する見方。知的障害の子を排除しない。結婚するという話になったときに、さくらは反対しませんでした。それが印象的でした。
・寅さん風の演技をしている人っているなと思っています。大泉さんもそうです。
・いない時に寅さんは語られています。不在の時に存在感を出しているのが面白いと思いました。不在の描き方が面白かったです。
次回は8月7日(金)10:00〜11:00、
課題作品は『先生』です。
詳しくは告知をご覧ください!お楽しみに!