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気になるキッチンNo.007

こんにちは。

身のまわりの気になるアレコレ。そんな情報をお届けしています。

第7回目は‥

日本かぼちゃ』です。

写真のようなゴツゴツしたかぼちゃ。見たことありますか??

これは日本かぼちゃですが、日本とつくのに馴染みがないですよね。

かぼちゃは大別すると、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポカボチャがあります。

普段、よくスーパーで見かけるかぼちゃは、西洋かぼちゃと言います。市場の9割はこの西洋かぼちゃだそうです。

なるほど~。日本かぼちゃを見かけないわけですね!👀

栄養学科の学生時代、いつも食べているかぼちゃは西洋かぼちゃだと知り、『へぇ~』と思ったことを思い出します。

『なんで日本なのに日本かぼちゃが少ないのだろう…』

日本かぼちゃの原産地は中央アメリカで、16世紀にポルトガル船で九州に渡来したそうです。水分が多く粘質で甘みが少ないため、煮物などの醤油料理と相性がよいそうです。

西洋かぼちゃは幕末に南アメリカから輸入され、北海道や東北で栽培がスタートしました。甘くてホクホクした食感が好まれて、現在は市場のほとんどが西洋かぼちゃです。

(西洋かぼちゃが多い理由は、味が受け入れられたことにあるようですね!)

かぼちゃの収穫時期はおもに夏ですが、追熟させると甘みが増すので食べ頃は秋なんですよ~。

そして、栄養価も西洋かぼちゃの方が優秀です✨

かぼちゃに多く含まれるβカロテンやビタミンEは脂溶性のため、油を使用すると吸収がよくなります。

 

ちなみに、かぼちゃの生産量は北海道が1位!!なんと全体の約50%が北海道で生産されています。その次に鹿児島(5.6%)、茨城(4.1%)と続きます(農水省HPより)

 

さてさて幼い頃、実家の畑ではかぼちゃを栽培していました。

黄色く大きな花が咲いたら、雄蕊(おしべ)をとって雌蕊(めしべ)に受粉させます。

子供ながらに、この花は雄蕊かな?雌蕊かな??と探すのが楽しかったです😊

その後、つるの先にゴロゴロといくつもの実がなり、だんだん大きくなると収穫はいつかな~と心待ちにしていました。

当時はなぜか、かぼちゃの皮が大好きで煮物は皮ばかり食べていました(笑)

今でもかぼちゃは大好きなのですが、皮よりも実が美味しいと感じます。鮮度の問題なのでしょうか💦

 

そういえば、かぼちゃのエピソードで思い出したことをもう一つ。

大人になって家庭菜園を始めた頃、ズッキーニだと思って植えた苗。

やっと実がなったのですが、なぜか丸い。。

どんどん成長したのですが、結局はかぼちゃがなりました😓

ちゃんとズッキーニの苗を買ったはずなのですが…同じかぼちゃ属だから苗も似ていたのかもしれませんね。(ズッキーニはキュウリににていますが、ペポカボチャの仲間です)

みなさんも、栄養価豊富なかぼちゃをぜひ食べてくださいね!!

 

では、今日の気になるキッチンはここまで。

また次回もお楽しみに!!

 

みらいつくり食堂

管理栄養士 久保香苗