第2回みらいつくり読書会は芥川龍之介『蜘蛛の糸』を読むところから始まりました。
「この本、児童書の形はとっているけど…」
「道徳を教える物語に見えて、実は不条理を書いているのでは…」
「もしかして芥川は勧善懲悪を嘲笑しているのでは…」
芥川が私たちを見てニヤリと笑っているような気がします。
「もう一つ、別な作品を読んでみよう」
選んだ作品は前作品と同じように児童文学として書かれた『犬と笛』。
「一見、ありきたりな物語に見えるけど…」
「やっぱりニヒリズムが見えてくる…」
「芥川はどこへ行き着くのだろう…」
そこで芥川第三弾として私たちは『西方の人』『続西方の人』を課題作品に選びました。
なんと『続西方の人』は自殺前夜に脱稿されたそうです…。
次回は、芥川の徹底したニヒリズムはどこへ行き着いたのかを議論します。
興味のある方はぜひ事務局へご連絡ください!
前回、前々回の議論はこちら
開催報告①→第2回みらいつくり読書会①報告
開催報告②→第2回みらいつくり読書会②開催報告
【日時】
③2020年6月26日(金)10:00〜11:00
※今回は前回の議論を引き継いで行います。
前回と前々回の議論は開催報告をご覧ください。
【課題図書】
芥川龍之介『西方の人』、『続西方の人』
「現代日本文学体系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
1968(昭和43)年8月25日初版第1刷発行
※青空文庫で読むことができます。
【参加方法】
興味のある方は、以下事務局までご連絡ください。
zoomのアドレスとパスワードを添付して返信いたします。
事務局:みらいつくり研究所 松井
Eメール:matsui-ka@kjnet.onmicrosoft.com