みらいつくり研究所の松井です。
文部科学省と北海道教育委員会共催の「令和三年度 ともに学び、生きる 共生社会ブロックコンファレンス in 北海道」。
2022年2月5日(土)にオンラインで開催します。
コンファレンスは北海道で3年目、第二部第3分科会も、3年目の取組となります。
第3分科会では、一年目(2019 年)に、べてるの家の当事者研究から着想して、「もやわくカードゲーム」を開発しました。
「私たちがそれぞれに抱える『もやもや(苦労)』から出発することで、障害の有無によらず、障害の種別よらず、ともに学ぶことができるのではないか」
そんな仮説のもと、分科会を実施しました。
二年目(2020 年)には、「もやわくカードゲーム@オンライン」として、
一年目の「もやわくカードゲーム」をオンライン化して実施しました。
時々、「もやもや(苦労)」は、まるで他の人には関係のない「個人的な問題」として片付けられてしまいます。
時々、「もやもや(苦労)」は、抱えていることが「恥ずかしい」と思われて「隠されて」しまいます。
私たちは、一年目二年目の取組を通して、むしろ、その「もやもや(苦労)」を基盤にしてこそ「ともに学ぶ」ことができる……のかも?
と仮説の検証に一歩近づくことができました。
私たちの抱える「もやもや(苦労)」は、私たちがともにあるための大切な鍵になり得ます。
今年度は、昨年度までとの比較から、「テーマ」をもうけて「研究」することの可能性について探究します。
…と書いたのを自分で読んで、「ずいぶん立派な書き振りですね」と私の自意識がささやきます。
この分科会をしたい(せねばならない)と思ったのは、私自身が働くことに困っているからです。
去年の秋頃から、仕事の内容によって、頭が働かなくなる感覚があります。
時々、追い詰められたようになって、どうしていいかわからなくなります。
私も、働くことに困難を抱える一人です。
…さっそく、私の自意識がささやきます。
「もっとつらい人だっているかもよ」
「実は大したことないんじゃない」
そんな自意識も含めて、私は困難を抱える一人です。
みなさんも、大切な大切な「苦労」をもち寄って、一緒に研究しませんか。
働いたことのある人もない人も、障害がある人もない人も、
自分が「当事者」だと思ったら、ぜひ参加してみてください。
2月5日(土)。
どなたでも参加可能です。
第1部全体会シンポジウム、第3部まとめも含めて参加して頂きたいですが、分科会のみの参加も可能です。
ちなみに、
「働くことの当事者研究」は、コンファレンスが終わった後も、定期的に活動を継続する予定です。
今回、コンファレンスに参加できる方はもちろん、2月5日は参加できないけれど、興味があるよという方がいらっしゃったら、ぜひご連絡ください。
お待ちしています。
コンファレンスの参加申し込みはコチラです。
みなさまと「ともに」学ぶことのできる機会を楽しみにしています!