Conference

第2分科会は「障害当事者とともにイベントについて考える」

医療法人稲生会の宮田です。

 

今年で3回目の開催となる「共に学び、生きる共生社会コンファレス in 北海道」。

第2部第2分科会では、初年度から継続して「イベント」をキーワードに共生社会のあり方を考えてきました。

初年度は、障害の有無によらず楽しく参加できるイベントを「企画する」なかでコミュニティが生まれることに着目し、共生社会を実現するうえでイベントによってもたらされるコミュニティの可能性について考えました。

2回目となる昨年度は、イベント企画についてさらに「深掘り」しました。障害の有無によらず楽しむイベントを企画するうえで、やはり「障害」を想像しているだけでは足りません。そこで「体感」してみようという発想のもと、車椅子の雪道走行を実体験できる映像や、音のない世界、逆に音だけ聞こえる世界などを参加者のみなさんとともにオンラインで体感しました。その体験を通じて、多様な立場をより深く知ることの重要性を学びました。

 

そして3回目となる今年度は、障害当事者の「生の声」を聴く会です。

イベントを実際に企画されている当事者の方のお話はもちろん、日常的に様々なイベントに参加している当事者の皆さまから常日頃感じていることをお聞きし、私たちがつい見逃しているかもしれない大切な視点を提示いただきます。 そのなかには、「イベント」のみならずあらゆる物事において「誰もがあたりまえに参加できる」社会の実現に向けたヒントが隠されているかもしれません。

イベントという「窓」を通じて共生社会を考える時間となることを願いつつ、皆さまのご参加をお待ちしております!

 

【日時】

2022年2月5日(土)13:00~15:00

同日 10:00~12:00で第1部 全体会シンポジウム、15:10~16:00で第3部まとめ

 

【開催概要】

1. 障害当事者によるイベントの参加報告(35分)

① 牧野 准子 様: ユニバーサルデザイン(有)環工房

② 堀楓 香 様: 札幌学院大学卒

③ 相田 奈美 様:カムイ大雪バリアフリーツアーセンター

④ 三田地 政則 様:カムイ大雪バリアフリーツアーセンター

 

2. グループワーク(30分)

事例報告を聞いた感想やイベントの工夫などを共有する

 

3. 全体共有/ディスカッション(55分)

・指定発言:杉澤 洋輝 様(一緒にね!文化祭 )

・指定発言:五十嵐 真幸 様(カムイ大雪バリアフリーツアーセンター)

 

→第3部まとめ(同日15:10~16:00)で報告