2021年度「共に学び、生きる 共生社会ブロックコンファレンス in 北海道」のテーマは「障害のあるひと ないひと みんなでひろげよう 北海道の社会教育」です。
これまでの2回のコンファレンス、午前中の第1部 全体会では、「コミュニティ」をテーマに、有識者にご登壇頂き、参加者とともに議論してきました。
第2回(2020年度)の第1部全体会シンポジウムの報告はこちら https://www.futurecreating.net/conference/conference-3830/
これまで議論してきた「コミュニティ」を、北海道に広げる、コミュニティ同士をつないだネットワークをつくる、そんな話し合いを、このコンファレンスを企画している北海道の「コンソーシアム協議会」で続けてきました。
第3回のコンファレンスでは、障害のあるひともないひとも参加することのできる「学びの場」を拡げるための方法を考えたり、ネットワークをつくったりすることを目的としよう、ということになりました。
そこで、今回の第1部全体会では、報告者と参加者の「全員参加」で「障害のあるひと ないひと みんなが参加できる北海道の社会教育」を「見える化」していきます。
※「社会教育」には様々な定義がありますが、学校教育以外の学びの場(「学び」を主たる目的としていなくても、副次的にそれが生まれる場も含む)だと捉えてもらってよいです
前半では、北海道内で活動をする11団体による短い報告があります。それらを、複数の方法で「見える化」していきます。
見える化①は、「北海道地図」です。
北海道のどこで開催されている活動なのかを、文字通り「マッピング」していきます。
見える化②は、「活動内容(身体を動かす/頭で考える)」と「活動方法(リアル開催/オンライン開催)」によるマッピングです。
コロナ禍になり、オンライン開催も増えていますよね。
医療法人稲生会が行っているみらいつくり大学校での活動も2020年度以降はほぼオンライン開催になっていますが、オンラインであっても身体を動かすことのできる「オンライン・ハワイアン(フラダンス)」や「音楽講座」なども実施しています。
「身体を動かす」と「頭で考える」の中間にあるものとしては、「お手話べり(手話講座)」や「アイヌ語講座」なども開催しています。
見える化③は、活動の「主催者」と「対象者」のそれぞれについて、障害当事者/「健常者」の軸でマッピングしていきます。
今回報告してもらう活動の中には、高校生による「医療的ケア児写真展」や大学生による「山登りプロジェクト(障害のある人とそのご家族向けに羊蹄山登山をライブ配信する)」といったようなものもあり、これらは「健常者」による主催の障害当事者のための活動、という分類になりますね。
見える化④は、「活動のジャンル」と「活動が個人を対象としたものか、集団を対象としたものか」でマッピングします。
休憩を挟んで後半の最初は、4~5名程度のグループに分かれてブレイクアウトセッションを行いたいと思っています。
その中で、「自分のところでもこんな活動してますよー」とか、「こんな活動もできたらいいかも」とか、「あの『見える化』のあの部分だったらこんな活動できるかも?」みたいなことを話し合い、それを全体に共有し、その実践やアイデアを複数の「見える化」にマッピングしていきます。
このような方法で、北海道における「障害のあるひと ないひと みんなが参加できる社会教育」を「見える化」し、それをさらに拡げるためのきっかけにしていきたいと考えています。
全体会についても、カメラ・マイクオフの「ラジオ参加」は可能です。
可能な方は、ブレイクアウトセッションではカメラ・マイクをオンにして一緒に情報共有したりアイデアを出し合ったりできればと思います。
皆様、ぜひご参加頂き、「障害のあるひと ないひと みんなが参加できる学びの場」について考えましょう!
コンファレンスの告知、参加登録はこちらから!