Conference

第4分科会は「生涯にわたる学びのケイカクを考える」

医療法人稲生会の土畠(どばた)です。

 

文部科学省・北海道教育委員会共催の「令和三年度 ともに学び、生きる 共生社会ブロックコンファレンス in 北海道」、2022年2月5日(土)にオンラインで開催します。

 

午前中の全体会シンポジウムのあと、お昼休憩の「カフェサボッチャ」を経て、午後は「第2部 分科会」です。

 

これまでの2回は、第1分科会 地域コミュニティ、第2分科会 イベントコミュニティ、第3分科会 障害種別を超えたコミュニティ、として開催してきました。

 

今回新たに分科会が2つ加わります。

第5分科会は、大学生による「学生サミット」になります(告知は後日)。

 

わたくし土畠が企画したのは第4分科会「生涯にわたる学びのケイカクを考える」です。

 

******************************************************************

【企画趣旨】
障害児・者を取り巻く環境は「計画」にあふれている。特別支援教育における「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」、福祉における「支援計画」、医療における「治療・リハビリテーション計画」…。これらはいずれも、教育・福祉・医療の専門家や保護者によって策定され、達成可能な「目標」が設定され、それらにもとづいて「支援」が実施される。
一方、生涯学習においては一般的に、本人以外の誰かによって「個別の計画」が策定されることは無く、「目標」についても学習者自身が設定する。そのため、学習者自身も自らの生涯学習を体系的にとらえることが難しく、他者によって評価されたり助言を受けたりすることは少ない。
障害の有無によらない「生涯にわたる学び」を考えるとき、「計画」をどのように位置づけるべきなのだろうか。現在、特別支援教育や福祉において策定されている「個別の計画」を批判的に吟味するとともに、生涯学習における「ケイカク」の可能性を検討することで、「ともに学び、生きる 共生社会」における新たな「生涯にわたる学びのケイカク」を考える機会としたい。

 

【日時】 2022年2月5日(土)13:00~15:00 オンライン開催(Zoomミーティング)
※同日 10:00~12:00で第1部 全体会シンポジウム、15:10~16:00で第3部まとめ

 

【内容】
前半:  登壇者により各分野・領域の「計画/ケイカク」について報告
①特別支援教育(肢体不自由の小中学部・高等部・移行支援計画): 北海道教育委員会特別支援教育課 特別支援教育指導係 津川周一さま
⇒ 特別支援学校/学級、個別の教育支援計画、個別の指導計画
②特別支援教育(高等支援学校):あいのさと高等支援学校 ※登壇者未定
⇒ 知的障害のある高校生に対する支援/指導計画、移行支援計画
③普通高校:北見北斗高校 藤森美佐子さま
⇒ 知的障害のない医療的ケア児に対する支援/指導計画、大学進学への支援
④藤女子大学人間生活学部 保育学科・子ども教育学科 准教授 今野邦彦さま(元・豊成養護学校 理学療法士)
⇒ 大学と特別支援教育における「学びの計画/ケイカク」の比較
⑤相談室あんど所長 伊西夏恵さま(社会福祉士、元豊成養護学校 作業療法士)
⇒ 福祉における個別の支援計画、個別の教育支援計画との連動
⑥みらいつくり大学校/医療法人稲生会/北海道科学大学客員教授 土畠智幸
⇒ 生涯学習における「わたしとみんなのしょうがい学習ケイカク」の可能性

 

後半:登壇者・参加者でディスカッション(50分)
⑦指定発言(5分):障害当事者 吉成亜実さま(みらいつくり研究所 ライター、元 八雲養護学校高等部)

 

【まとめの方法】

「ともに学び、生きる 共生社会」における、障害の有無によらない、

「生涯にわたる学びのケイカク」のあり方のポイントをいくつか挙げる

⇒ 第3部まとめ(同日15:10~16:00)で報告する

*****************************************************************

 

文部科学省が2018年度に開始した「障害者の生涯学習の場づくり実践研究事業」は、主として高校卒業後の障害者を対象としています。

しかしながら、高校卒業後の「生涯学習」への姿勢を身に付けるには、学童期からの関わりが非常に重要で、学習指導要領についても下記のように書かれています。

 

************************************************

  1. 新学習指導要領についての基本的な考え方

(1) 新学習指導要領の基本的なねらい より一部抜粋

「これからの生涯学習社会においては,すべての教育を学校で担い,完結することを目指すのではなく,学校では,家庭や地域社会などとの密接な連携の下に学校でこそ行うべきことに絞って教育を進めることが重要であり,また,学校教育を終えた後も生涯学び続けていくために,その基礎となる資質や能力の育成を重視する必要がある。」

文部科学省ホームページ https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1399854.htm

*************************************************

 

これまでの2回のブロックコンファレンスでは、学校関係者の参加はあまり多くありませんでした。学校関係者にも関心を持ってもらいたいと思い、今回は学校関係者にご登壇をお願いしています。その他、医療や福祉の専門職にもご登壇頂きます。

 

どなたでも参加可能です。第1部全体会シンポジウム、第3部まとめも含めて参加して頂きたいですが、分科会のみの参加も可能です。

 

参加申し込みはコチラ

令和3年度 共に学び、生きる共生社会コンファレンス in 北海道

 

コンファレンスのチラシはこちら

https://www.futurecreating.net/cms/wp-content/uploads/2021/12/951934da38a88b126f1c29376873fe69.pdf