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24/4/14
2024年4月12日(金) 10:30~12:00、第26回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。4月から開催曜日が金曜日に変更になっています。
偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。第26回は、『差異と反復』の第5章 感覚されうるものの非対称的総合の第1節から第16節までについてです。
今回の範囲は、「第5章 感覚されうるものの非対称的総合」の1. 差異と雑多なもの ~ 16.永遠回帰における反復は、質的なものでも延長的なものでもなく、強度的なものである、でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。
ディスカッションの時間は、本文中に登場した「距離」という単語の捉え方についての話から始まりました。話の中では、同じ身体障害でも障害種別などによって困難さの程度が大きく異なることがそれに当てはまるのではないかという話が出ました。
そこから、教育の場面での「分ける」という考え方についての話になったりしました。
今回の感想で「全体的に分からないが、11節を読んでたらなんとなく障害に当てはめて理解できるような気がしてきたが、未だ理解には至らない」と答えました。なんともぼんやりとした感想ですが、参加者からは「その分かりそうで分からないのが、ドゥルーズっぽい」と言われました。
次回、第27回(奇数回)は、4月26日(金)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻9章」部分を扱います。
第28回(偶数回)は、5月10日(金)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「第5章 感覚されうるものの非対称的総合」の第17節から第5章最後までを扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
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執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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