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23/9/12
2023年9月12日(火) 10:30~12:00、第14回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。
第14回は、『差異と反復』の第2章 第25節~第2章の最後までについてです。
今回の範囲は、「第2章 それ自身へ向かう反復」の25.類似と差異 ~ 31. 見せかけと永遠回帰における反復、でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。
ディスカッションの時間は、今回の範囲で出てきたドゥルーズのプラトン解釈についての考察や、「カバン語」、「先触れ」とはなにかなど、本文に登場した単語の意味を考える時間が多くありました。また、本文に出てきた雷を例えとした「暗き先触れ」という用語について話題にしている時に、参加者のいる地域で雷が鳴っていたことから、タイムリーな中で考察をするなどをしていました。
芸術は往々にしてオリジナルは存在せず、全ての作品は何らかの模倣やコピーであるという論点が気になりました。では、オリジナルとは一体何なのでしょうか。
次回、第15回(奇数回)は、9月26日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻4章と6巻8章」部分を扱います。
第16回(偶数回)は、10月10日(火)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「第3章 思考のイマージュ」の第1節~11節までを扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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