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第7回 みらいつくり哲学学校 『世界哲学史』「2巻10章・7巻2章」開催報告

 

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23/6/13

 

2023年6月13日(火) 10:30~12:00、2023年度第7回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

 

奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。

 

第7回は、『世界哲学史』の2巻10章と7巻2章についてです。

 

テーマは、「2巻10章 ラテン教父とアウグスティヌス」、「7巻2章 ドイツの国家意識」でした。

 

2巻10章 ラテン教父とアウグスティヌスでは、1. はじめにーアウグスティヌスの神の探求、2. 内的超越、3. 善悪二元論と自由意思、4. 原罪・根源悪と人類の絆という章立てでした。ラテン教父の特徴やアウグスティヌスの神や自己について考え方などについての内容でした。

 

7巻2章 ドイツの国家意識では、1. フランス革命とナポレオン、2. カントとフランス革命、3. フィヒテの政治哲学、という章立てでした。ナポレオンとフランス革命がドイツ国家や思想に与えた影響についてまとめられていました。

 

ディスカッションの時間は、7巻の内容にあった内的超越に関連して、「何かに向き合うとき、内的超越(自分で考える)か外(誰かや何かに答えを求める)か?」という質問から始まりました。また、自由とは何かというところから、障害と自由、ファッションと自由などの話題に広がっていき、最後には制服論(?)の話になっていきました。

 

自由について、ディスカッション内で「本人が不自由と感じなければ自由ではないか」という意見が出ていました。皆さまは、今自分は自由だと感じていますか?

 

次回、第8回(偶数回)は、6月20日(火)10:30~12:00、ドゥルーズ『差異と反復』より「第1章 それ自身における差異」の第18節~第1章の最後までを扱います。

第9回(奇数回)は、7月4日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「3巻 1章と7巻1章」部分を扱います。ついに3巻に突入します。

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

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