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23/5/16
2023年5月16日(火) 10:30~12:00、2023年度第5回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。
第5回は、『世界哲学史』の2巻9章と7巻3章についてです。
テーマは、「2巻9章 東方教父の伝統」、「7巻3章 西洋批判の哲学」でした。
2巻9章 東方教父の伝統では、1. 教父以前、2. 東方教父におけるキリストの神性をめぐる論争、3. 「神に似ること」と「神化」、という章立てでした。神と人間のつながりなどの東方教父の伝統についての内容でした。
7巻3章 西洋批判の哲学では、1. 西洋哲学の転回点、2. ショーペンハウアー、3. ニーチェ、という章立てでした。ショーペンハウアーやニーチェの哲学がまとめられていました。
ディスカッションの時間は、「最近の内容は建築が例えに出ることが多いが、建築に関わりのある参加者はどんなことを感じているのか?」という質問から始まりました。その後、7巻の内容に関連して、「自身の人生観は、ショーペンハウアーとニーチェどちらに当てはまるか」という話題や、「今回のどちらの範囲もこれは哲学なのか?と疑問に思った」という話がありました。
皆さんは、もし生まれ変わるとしたら、また同じ自分になりたいですか? それとも違う生き物になりたいですか?
次回、第6回(偶数回)は、6月6日(火)10:30~12:00、ドゥルーズ『差異と反復』より「第1章 それ自身における差異」の第1~17節までを扱います。
第7回(奇数回)は、6月13日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻 10章と7巻2章」部分を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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