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第2回 みらいつくり哲学学校 『差異と反復』「はじめに、序論第9節まで」開催報告

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23/4/18

 

2023年4月18日(火) 10:30~12:00、第2回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。

 

今年度の哲学学校は、火曜日の10:30~12:00に開催します。

昨年度と同様、奇数回と偶数回を交互に行います。奇数回・偶数回合わせて全30回の予定です。

 

奇数回は、ちくま新書『世界哲学史』を第1,8巻から「折りたたみ」で読んでいきます。

偶数回は、河出文庫 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』になります。

 

当日の大まかな流れや参加方法などの詳細は、本記事末尾のお知らせページよりご確認ください。

 

第2回は、『差異と反復』の「はじめに」と「序論」の第9節部分についてです。

 

今回の範囲では、「はじめに」、「序論」1. 反復と一般性──行動の視点からする第一の区別、2. 一般性の二つのレヴェル──類似と等しさ、3. 法則の視点からする第二の区別、4反復、自然の法則と道徳法則5.キルケゴール、ニーチェ、ペギーによる、反復の哲学のプログラム、6.真の運動、演劇と表象=再現前化7.反復と一般性──概念の視点からする第三の区別、8. 概念の内包と「阻止」の現象、9. 「自然的阻止」の三つの事例と反復──名目的諸概念、自然の諸概念、自由の諸概念、という内容でした。今回の課題図書は節で分かれていないため、本文太字部分に数字を当てはめて節としています。

 

ディスカッションの時間は、本文中には様々な例えや、ほかの哲学者の哲学に関する内容が多く書かれていたことから、哲学は教養がないと理解できないと気づいたという話がでました。また、「差異」や「反復」はどういった意味なのかという問いから、「牧場の朝(ヨーグルト)を毎朝食べ続けているが、これは反復なのか?」という話になりました。そこから、牧場の朝を例えに差異と反復という言葉の意味を考察する流れになりました。

これまでの課題図書の哲学書の著者は、どこか変態なところがあったが、今のところドゥルーズはインテリカッコイイおじさんの印象しかなく、少し物足りないという感想がでたりもしました。

 

哲学書を読むのも4冊目ともなれば、初回でも様々な議論が出るのだと面白くなりました。

 

 

次回、第3回(奇数回)は、4月25日(火)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「2巻 8章・7巻4章」部分を扱います。

第4回(偶数回)は、5月2日(火)10:30~12:00、ジル・ドゥルーズ『差異と反復』より「序論」の第10~15節を扱います。

 

参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)

 

みらいつくり哲学学校オンラインについてはこちら↓

2023年度哲学学校のお知らせ

 

 

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