11月26日(木)に第16回みらいつくり映画同好会を開催しました。
課題作品は『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』、
参加者は8名(内ラジオ参加4名)でした。
以下のような感想の交流がありました。
・面白かったです。グリーフをテーマにした作品なのでしょうか?彼が奥さんの死をきっかけにどのように変わったかは視聴者にはわかりません。本当の彼はどんな人物なのか、以前はどのような人物だったのかを想像しながら観ました。彼は何を壊したかったのだろう、衝動の源はなんだったんだろうと考えながら観ました。私は、主人公が奥さんを愛していたにも関わらずそれを表現できなかった自分に腹が立っていたのかなと思いました。
・主人公の憂いを帯びた表情・演技がすごいなと思いました。喪失に伴った時間軸の歪みといったものがテーマになっているのではないかと思いました。逆再生の子どもたちや逆再生の雑踏は、その表現かなと思いました。日本猿の毛繕いにはどんな意味があるのだろうと思いました。
・映画として面白いなと思いましたが、どこにどんな意味があるのかはよくわかりませんでした。同時期につくられた作品ですが、似ているなと思いました。「本当は主人公は奥さんを愛していた」という話なんでしょうか。私はそうは思いませんでした。色々なことを超越して妻を想うというところに到達した、ということかなと思いました。
・主人公は「奥さんに向き合っていなかった」という罪悪感、そして「奥さんのことを何も知らなかった」という負い目があって、悲しむ権利がないと感じていたのかなと思いました。彼の行動を場面ごとに見ると奇行ですが、前後でストーリーになって彼の心が動いているとわかります。私も奇妙な行動の人を見たら、この人にはどんなストーリーがあるのかを想像してみようと思いました。
・もしかして『ファイトクラブ』パターンかなと思いました。