2020/6/4
『雷』
ピカッ
あら
あら
ゴロゴロゴロ
ピカ
光ったね
光ったね
ゴロゴロゴロ
ビカッ
ゴロゴロゴロ
近いね
近いね
Week2「交流週」
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子供と一緒に窓から空を見てる様子が生き生きと思い描ける優しい詩ですね。「ゴロゴロゴロ」の置き場所で、雷の近さを表現しているのも上手だなぁと思います。
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雷怖くないですか?雷なのに余裕を感じました!すごい!
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ピカッ と ゴロゴロゴロ
この間の行の数が一段落目と二段落目は2行なのに、三段落目は間がなくなっていて、光と音の感覚が近づいてきた→近くで雷が落ちた、ということを表現しているのが素敵でした。
そして、「あら」「光ったね」「近いね」が全て二回ずつ連続することによって、顔を見合わせながら雷に少し驚きながらも興奮を隠せない「二人」の姿が想像できて、とても微笑ましい気持ちになりました。
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登場人物は2人の子どもかな、親子かな、と思いながら、いや、雷も話しているのかも、と思いました。雷が鳴ると、この会話日本中でしているのかなあ、雷様は天から全部聞けるのかなあ、と楽しくなりました。
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そんな過去のたくさんの記憶を思い浮かべました
近づいてきたら怖いはずなのに
3回目に鳴った雷に
読んでいる僕もなんだかワクワクしてしまいました
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まったく同じ日に、雷に関する詩作していたので共有します。
こちらは一人での思索でしたが、作品No.004は、誰かと一緒に話していたんだなーと思いました。
作品No.004では、「閃光」の「ピカッ」あるいは「ピカ」と、「轟き」の「ゴロゴロゴロ」と、それらへの二人の反応の「順番」で「雷への距離」を表現しておられますが、私は文字の配置と一人数える様子の組み合わせで表現しました。
同じものを知覚し、同じテーマで思索し、詩作する。でも、その時に一人だったり二人だったり、表現も色々だったり、面白いなーと思いました。
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お母さんと子どもの会話かな。「雷怖い」を誰かがそばにいてくれて言葉を交わすことでだけで、なんだかホッとしたり安心したりするものです。「ひとりじゃない」って。でも実はお母さんのほうがほんとは怖かったのかもね。
week3「推敲週」