皆さん充実していますか？
年末年始の連休、ちゃんと休みボケになれましたか？
休みボケは脳疲労を回復させてリフレッシュ出来た証拠。頭がスッキリして、気持ちが前向きになり、アイディアがたくさん湧いてきますよ！今年の良いスタートをきるためにしっかりボケてください。
正月といえば初夢。私の初夢は公衆トイレで順番がなかなかやってこない夢でした。目覚めるとトイレに行きたかったので、夢の中で順番が来なくてよかったとホッとしました(笑)。ところで夢を見るのは人間だけでしょうか？大昔、恐竜は夢を見ていたのでしょうか？睡眠のトリビア２（中外医学社）によると、どうやら眠っているのと起きているので脳波の違いが出てくるのは爬虫類でもワニ類あたりから、と考えられているようです。しかし、人間と似た睡眠・覚醒・レム睡眠の脳波を示すのは、鳥類や哺乳類なのだそうです。これらに共通しているのは体温が高いこと。体温を維持していることでどんな条件でも脳神経系を能率よく機能させることができますが、その代わり、体温を維持するために大量のエネルギー源として大量の餌を確保しなくてはならず、脳神経が発達した種の生存競争が起こるようになりました。恐竜は鳥類の先祖ということがわかっています。恐竜の化石の発見される場所の近くには他の恐竜の個体数が少ないことから、恐竜は大量の餌を必要としていたことが推測されます。おそらく鳥類の先祖の恐竜には体温調整があったと大いに考えられ、レム睡眠があったと推測されるようです。初夢を意識した恐竜はいなかったと思いますが、いったいどんな夢を見ていたのでしょうね？
さて、今回も前回に引き続き、宮﨑総一郎先生が監修された冊子紹介の第3弾として、『働きざかりのねむり読本』をご紹介しようと思います。
✨疲労回復して豊かで美しい人生を！！
☝睡眠と肥満の関係
働きざかりの我々世代、食べる量は変わっていないのに、いやむしろ減っているのに太ってしまう。そんな話聞いたことないですか？この主な原因は、運動不足や睡眠不足です。特に睡眠不足は、空腹感を増進させるストレスホルモン（グレリン）が増加、食欲を抑え代謝を促すホルモン（レプチン）が低下します。この2つのホルモン変化により、食欲が増え、肥満になりやすいのだそうです。また、脂肪を蓄積するタンパク、BMAL1は午後10時～午前2時ころに最も活性化していて、なんと、午後3時のおやつの時間（一番停滞する時間）との差は約20倍になるそうです。この時間に食事をすると肥満の原因になってしまいます。
☝あなたのからだは、元気な時と眠くなる時があります
一日の体温変化を理解して、効率よく無理なく過ごすことをお勧めします。
朝目覚めが近くなると体温が上がります。冷房などを効かせ過ぎると体温が上がりにくいので目覚めが悪くなります。PCやスマホのブルーライトは眠りの妨げになりますが、目覚めには有効です。仕事のメールは朝にチェックしましょう！朝ごはんをしっかり食べて、お日様の光を浴びてからだをリセット。お昼くらいまでは脳機能が最も高い時間なので集中して仕事をこなしましょう。夕方は体温が高い時間。会議やスポーツに向いています。夜は眠る前のリラックス時間。徐々に体温が下がって眠くなります。スマホ、テレビは寝る前30分前にはオフにしましょう。
＊＊＊＊今日のちょこっとおすすめポイント＊＊＊＊
＊＊働きざかりのあなたへ＊＊
1.仕事の効率アップのために昼寝を活用しましょう。
～10分～20分程度の短い昼寝が効果的。
2.重要な仕事は、9時～13時までに済ませましょう。
～昼間14時～15時は眠気によるミスや事故が発生しやすい時間帯。
3.夕方17時～21時は仕事やスポーツに適した時間帯です。
～夕方は体温が高くなる時間帯、仮眠には向きません。
4.夜勤の方は、仮眠を活用しましょう。
～夜勤当日の午後14時～16時に長めの仮眠を。
～夜勤中は、眠たくなる前に短い仮眠をとると安全。