しさくの広場2024 春 作品No.60_篠塚麒麟 表現 私にとって春はちょっぴり嫌な季節 それは新しい出逢いを予感させるから 新しい生活を余儀なくさせるから 私は変化など求めていなかった 私はただそこに居たかった でも周りの期待はそれを軽々超えてきて そんな時出逢ったあなたは そっと私のとなりに座った 手をひくこともせず 呼び寄せることもせず ただとなりにそっと座った 私が立ち上がるまで ただ肩を貸してくれていた はじめて私の心がほんのり色づいた (篠塚麒麟) しさくの広場2023夏 2023年度 作品 しさくの広場 詩作と思索