こんにちは。
みらいつくり研究所の久保です。
9月16日㈯に2年目となるバスツアーを開催いたしました!
ご報告が遅くなりましたが素敵な動画が完成しましたので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
昨年度はみらいつくり大学校「アイヌ食講座イペアンロー」「アイヌ語講座アシリパアカラ」の講師である関根摩耶さんの故郷、平取町二風谷コタンが目的地でしたが、今年度は移動時間も考慮して札幌アイヌ文化交流センター(ピリカコタン)と定山渓温泉街に行きました。
当日は嬉しいことに全国各地からのご参加がありました!!
遠いところでは、なんと海外から参加してくださった方もいましたよ~!
アイヌ文化が大好きな中学生も参加してくれたので、バス内でのレクリエーションを担当してもらいました。学業が忙しいなか、たくさん事前準備をしてくれたので当日は大盛り上がりでした。
当日は、朝9:00にJR札幌駅を出発しピリカコタンへ向かいガイドさんの説明を受けながらアイヌ文化を学びました。
その後、定山渓温泉街にある「埜々山キッチンはるらんな」へ移動し、みんなで昼食を食べました。
その後は、定山渓温泉街を自由散策です~!!
********************************************
2年間バスツアーを開催して感じることは、このバスツアーがとてもインクルーシブな場だということ。
障害の有無に関係なく、参加者が一緒に目的地を目指しワイワイしながらアイヌ文化を学んだり、ご飯を食べたりしながら、とても楽しい時間を過ごすことができました。
その中で、参加者だけでなくツアーを受け入れる側も自然と学びがうまれています。
ツアーを開催するにあたり、一番配慮が必要なのはお手洗いの問題です。
『車椅子やバギーを利用している方が横になってお手洗いを利用する場合がある』ということがあまり知られていません。
そのため、車椅子用のお手洗いはあっても横になれるユニバーサルシートが設置されていない場合が多く毎年対応に苦慮しています。定山渓温泉街でも、車椅子用の公衆トイレが新しくできましたがユニバーサルシートは設置されていませんでした。各ホテルにも問い合わせましたが宿泊客を対象にしている場合が多く、お部屋で対応を想定しているため日帰り客が利用できるユニバーサルシート付きのお手洗いを探すことに大変苦労しました。
その様な中で「定山渓温泉ホテルまほろば」の1階にユニバーサルシー付きのお手洗いを見つけ、事情を説明したところ日帰り客の利用を快諾してくださいました。また、「ぬくもりの宿ふる川」ではユニバーサルシート付きのお手洗いのかわりに、お部屋を1室貸してくださることになりました。連休の繁忙期のなか、大変ありがたいお申し出でした。
そのほか、ツアーでは昼食の時間も大切だと考えています。
事前に昼食のメニューをチェックし、飲み込みや咀嚼に配慮が必要な方でも食べられるメニューはないか確認しました。今回は、食べやすそうなポタージュスープやとろとろプリン🐣があったので事前に参加者に案内するとともに、店側にミキサーの持ち込みが可能かも聞きましたよ~(ご快諾いただきました)
当日は雰囲気の良い店内で、お庭をみながら美味しくいただきました~!
********************************************
さて、来年度のバスツアーはどこに行こうかな🚎
今から楽しみです!
以上、「みらいつくり大学校バスツアー2023」の報告でした。
来年度もたくさんのご縁ができることを願っています!!
みらいつくり研究所 久保