イランカラプテ!
第11回目のアイヌ食講座は【ヤマウ】でした。
講師は、二風谷出身のアイヌ 関根摩耶さん。
ミニ講座は【食材に合わせた保存】がテーマでした。
ヤマウは冷たいオハウのことで、昆布だしにワカメや干魚を入れて塩で味をつけます。
冷たい汁物なので夏場に食べるものかと思いましたが、「ヤマウに氷がはったものを飲むのが美味しい」とも言われているそうで冬の時期にも食べられていたようです。
今回は珍味として売られているタラやコマイを使うことで簡単につくることができました。
(みらいつくりレシピ内でご覧になれます)
ミニ講座では、保存についてお話いただきました。
二風谷の食材の旬について、春は山菜、海藻(夏は虫が多くなるため山には行かないとのことです)、夏は魚?、秋はきのこ、冬は鹿など狩猟が中心。
現代は車などの交通手段が出来たため、iwor(イオル:人間が生活する生活範囲のこと)が広がったそうです。
食材の保存について、昔は乾燥が中心だったが今は色んな保存方法があります。
たとえば、プクサ(行者にんにく)の茎は醤油漬けやキムチ漬けなど、葉は乾燥したり冷凍して卵焼きなどに入れたりするそうです。プクサは生のまま冷凍すると香りが残って美味しいとのことでした。
プクサキナ(二輪草)は、さっと茹でてからよく洗い水気をしぼってから冷凍します。鹿汁や豚汁など癖の強い汁物に入れることが多いそうです。
その他
・イラクサ‥さっと茹でて水気をしぼり小分け冷凍
・タラの芽‥調理してから冷凍
・ふき‥樽に立てておき水を張って塩漬けにする。浮かないように重しをのせる
・オオウバユリ‥デンプンにしてから保存
・スドキ‥塩漬けし、涼しく暗所に保存。冷凍はしない
・ワラビ‥塩漬け
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アーカイブはメンバーページ内にありますので、ぜひご覧下さい!!
次回は3月20日㈪です。(お時間は11:00~となります)
ぜひ、ご参加をお待ちしています!
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イペアンロー(いただきます)
ケラアン(美味しい)!!
ヒンナ~!(食材に感謝)