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【開催報告】第3回アイヌ食講座『イペアンロ-』

イランカラプテ!
第3回目のアイヌ食講座は【cepohaw(チェプオハウ:魚の汁物)】でした。

講師は、二風谷出身のアイヌ 関根摩耶さん。

ミニ講座は【カムイと食】がテーマでした。

今回のチェプオハウには、素揚げした昆布を最後にふりかけます。そうすると魚の臭みがとれて美味しいオハウができるそうです。

昆布は元々アイヌ語でコンプという言葉からきています。そのくらい昆布はアイヌの食生活には欠かせない食品だったそうです。

肉厚の昆布ではなく、薄い昆布の方が、揚げるとパリパリして美味しいそうです。特に穴のあいた『あなめ』昆布は利用価値が低いとされていますが、素揚げにはとても適した昆布だそうです。

アイヌでは昆布を揚げるときには、鱈の肝臓をにつめた魚油を使用していたそうです。昆布に熱い油をかけて揚げ焼きのようにして、ブクブク泡が出て昆布がひらいたら揚げあがりの目安です。

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ここで、講座内で出てきたアイヌ語をご紹介します!

・kiparpar(キパルパル:ぎんなんそう)

鮭を表すアイヌ語はたくさんある

・ipe(イペ:食べるもの/ 魚の意味を表す)

・sipe(シペ:本当の食べもの)

・ca(チャ:雄の鮭)

・cep(チェプ:鮭をさすことば)

・kamuycep(カムイチェプ:鮭をさす/神の魚)

・os(オス:雌の鮭)

・oysirucep(尾がバサバサな鮭)

 

本日のチェプオハウの詳しいレシピは、みらいつくりレシピでご紹介します。

みらいつくりレシピNo.041

 

アーカイブはメンバーページ内にありますので、ぜひご覧下さい!!

次回は7/25㈪に開催予定です。

メニューは【ラタシケプです。

食材は近くなったら、研究所HP内でお知らせします。

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今回の学び~

*カムイとアイヌは持ちつ持たれつの関係である。カムイはアイヌがあるから成り立ち、アイヌもカムイがあるから成り立っている。人間に意味のあるもの全てがカムイである

*川で魚を釣ったときは、自分たちの分だけでなく狐のカムイにも捧げる分を釣る

*月経がきているときに山に入ってはいけない。山のカムイは女性である

*火の神様はおしゃべりなので、焚き木をしている前で悪口などを話すと皆に広まる

*鮭と鹿はカムイとはされず(地方による)、これらをおろしてくれるカムイが別にいる。鮭と鹿は身近な物でありアイヌの主食とされている

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イペアンロー(いただきます)

ケラアン(美味しい)!!

ヒンナ~!(食材に感謝)