皆さん充実していますか?
そもそも疲労って何なのでしょう?
答えは「活動の副産物」です。活動のたびに発生して「そろそろ休んでください」と発せられるサインです。活発な活動を続けていると、疲労を感じた脳は「飽きる」「疲れる」「眠くなる」といったサインを出してブレーキをかけようとします。
これらは脳疲労の3大サインといわれています。ところが、疲労がたまっているのに疲労を感じない場合があります。「意欲と達成感の中枢」である大脳の前頭葉が活動しすぎているときです。前頭葉に快楽をもたらすエンドルフィンなどが分泌され、疲労感を認識させないのです。
達成感や、やりがいを感じるからと没頭しすぎず、適切な休息をとる習慣をつけて、「疲労感なき疲労」や「隠れ疲労」を防いでください。
病気ではないけれど、なんとなく疲れた、調子が悪い、と感じる人は「病気予備軍」、東洋医学では未病と呼ぶそうです。
「休む」というと、とかく「戦線離脱している」「怠けている」といったマイナスイメージを抱く人がいますが、これは間違い。
東洋医学では「陰主陽従」といって陰を陽より重視するそうです。
バランスを随時取り戻せる「休み上手」な人こそ、長く元気にコンスタントに働け、長い目で見るとこのほうが賢い方法なのだそうです。
世の中は健康情報であふれていますが、「ほどほど」をベストと考え、快適さを味わいながら健康になる「フィールグッド」が理想なのではないでしょうか。
**今日のちょこっとおすすめポイント**
疲れをとる!休息法
1.「アイピロー」がおすすめ!全身が一気に緩まります。
よく耳にする「眼精疲労」。眼の周りの血流不全で、視界がショボショボ、まぶたがピクピク。そんな眼精疲労のリラックス方法が「アイピロー」。人間の眼は150g程度の力で軽く圧迫するとリラックスする性質があります。眼球の裏の神経の束が押され、その刺激が副交感神経へと伝わり血圧や心拍数が落ち着く「アシュネル反射」がおきます。厚手のアイピローがおすすめです。仰向けになり、閉じた目の上に乗せると、目の周りだけでなく、体全体を緩めることができます。
2.蒸しタオルや市販の蒸気が出るアイマスクもおすすめ!
アシュネル反射ではなく、眼を温めることで血流を復活させます。
アイピロー、アイマスク、是非ともお昼寝タイムに活用してみてください!
3.(おまけ):栄養ドリンクは、ほどほどに!
栄養ドリンクは、カフェインや微量のアルコールが含まれているものがあり、その覚醒作用により、一時的に気分をシャキッとさせる効果があります。しかしそれは「疲労が吹き飛んだ」わけではありません。むしろ交感神経が優位な状態を継続させてしまうことで、脳疲労はたまりやすくなります!!