Works

しさくの詩集7月号(第2回しさくの広場)作品No.009

「きみは なにもの、」

博愛を語る人が何気なく抑圧する他人(ヒト)の自由の足元に 期限切れの数字が所在なく浮遊するこの社会で あのひとの生活はなにひとつ守られはしない。侵されるばかりの彼が見上げる 半分だけ顔を隠したきみは、なにもの。

恬淡 無碍

 

 


week2

半分顔を隠しているのは何者なのだろう。インターネットの世界で自分の姿を隠しながら攻撃している人達かな。色々想像しながら何度も読みました。

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短い散文詩ですが、何度も音読したくなるような、心地よいリズムで、痛烈な社会批判がなされています。明日はどんな「期限切れの数字」が所在なく浮遊するんでしょうか。今日の「きみ」はどんな布で半分だけ顔を隠すんでしょうか。

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自分がなにものなのか、考えさせられました。

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何度も読み返しました。難しい内容でした。博愛など誰もが善を疑わない何かが時に抑圧に用いられることを考えました。連続する文体で何を表現しようとしたのかぜひ知りたいです。

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突きつけられます。

期限切れの数字とは何を意味するのでしょうか。

筆者は「きみ」の目線?「彼」の目線?

それとも「そのどちらでもない」目線?

そのどの目線から見ても突きつけられます。


week3