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2025年9月12日(金) 10:30~12:00、2024年度第27回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は今年度も変わらず、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。
第27回は、『世界哲学史』の5巻5章「イエズス会とキリシタン」についてです。章の内容は、1.キリシタン時代におけるフィロソフィアの翻訳ーアンセルムス、2.理性の訳語としての「霊」、3. 東アジアから西欧へ――理性と「理」、4. 天主教批判からさらなる普遍の模索へ、という章立てでした。
ディスカッションの時間は、宗教を新たな地域に布教するためには、その地域に根差した価値観や言葉を用いるという点が面白かったという話から始まり、このタイトルから切り取る内容が「理性」や「理」や「霊性」であることが興味深いという話がありました。そこからは、参加者の最近の悩みと本文の内容を引き付けた話にもなりました。
次回、第28回(偶数回)は9月26日(金)10:30~12:00、ジュディス・バトラー『ジェンダートラブル』 「第3章 攪乱的な身体行為」の第3節を扱います。
第29回(奇数回)は、10月10日(金)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「4巻7章」部分を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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