皆さん充実していますか?
先日、パソコン教室に自分のパソコンを持参し、ついでに最近の不具合も見てもらいました。それは、コロナ渦になり仕事で必要となり、当時結構いいお値段で購入したものでした。でもまあ、もう古くて買い替えの時期なのかもな~と思いながら。そうしたら先生がパソコンを見て開口一番、「これ、ちゃんとメンテナンスしていないでしょ。このパソコン、とっても良いものだから普通はこんな動きしないはずだよ?」でした。言われてみると、今まで一度も何もしておらず、そのせいで色々ゴミが溜まりまくっていました。先生おすすめのお掃除アプリを入れて何度かお掃除しましたが、それでもまだあまりパッとしません。はじめからちゃんとやっておけばよかったです。ゴミが溜まり過ぎてからでは遅かったです。
さて、お財布事情は別として、パソコンであれば買い替えちゃえば楽ですが、買い替えのできない自分のメンテナンスはどうでしょうか?パソコンやスマホはメンテナンスしないとどんどんストレージがいっぱいになり、データの保存もできなくなったりしますよね。私なんか何度も、メールすら受けられなくなった経験があります。では、ヒトの場合どうなっちゃっているのでしょうか?
脳の記憶容量って知っていますか?
大脳皮質の神経細胞は約140億個といわれています。1個の神経細胞に神経シナプスが1万個存在しているとして(全宇宙の銀河よりも多い説!!)
⇒大脳記憶17.5TB(1T=1000GB)あるとされています。
これは、、、
漢字 9兆文字分
新聞 300万年分
オーディオCD 25000枚分
DVD 3723枚分
に匹敵するそうです。
すごいですね!人の脳ミソ!でも、その脳もメンテナンスフリーではないのです。放っておくといわゆるゴミがたまり、パフォーマンスが悪くなってしまうのです。では、どのようにメンテナンスするのでしょうか?それが睡眠なのです。30代ころから人の神経細胞は日に10~20万程度死滅しているそうです。でも、もともとものすごい数の神経細胞がありますので、全部なくなるまでには400年くらいかかるそうです。また、脳は強い「代償能力」があるため、脳の機能は失われにくいといわれています。したがって、歳をとると多少物忘れやバランスの低下を自覚するようになりますが、脳の機能に急に大きな影響を及ぼすことはありません。では、問題になるのは何でしょうか?そう、ゴミです。私のパソコンと同じです。
脳のゴミとは、たんぱく質が固まったもので、正式名称「アミロイドβ」。アルツハイマー型認知症の原因物質と考えられています。実はこれがくっつくと正常な神経細胞までも死滅してしまうそうです。恐ろしいですね。眠っている間は脳に網目状に広がっているグリア細胞が収縮するため、細胞間の隙間が60%も広がると考えられています。 ぐんと広くなった隙間に脳の中で作られている脳脊髄液がどんどん流れてくるので、ごみの排出が活発になります。 睡眠中こそ、最高のクリーンアップ・タイムというわけです。睡眠時間は6〜7時間必要と言われますが、ゴミがたまる前の40~50歳の時期には、特に良質な睡眠が必要です。認知症の芽をつむために、たまりかけた「ゴミ」をお掃除する環境を整えましょう。
疲労回復して豊かな人生を!
****今日のちょこっとおすすめポイント****
**朝食のおすすめと夜の照明について**
朝食に摂取したトリプトファン(必須アミノ酸)が昼間に太陽光を浴びセロトニン(元気ホルモン)に合成され、夜になり光がなくなるとメラトニン(眠りのホルモン)に合成されます。
*朝食のおすすめ:卵、肉類、納豆、魚、バナナなど。
(可能なら4品以上がおすすめ。)
*夜の照明は昼光色の蛍光灯は避け、赤い電球色や間接照明でムーディーに。
(高知大学サッカー部員を対象に実験したところ、朝にトリプトファンを多く摂取した群と対象群では、入眠前のメラトニン濃度は差が無かったそうです。そこで居室の照明を昼光色の蛍光灯から赤い電球に変えたところ、メラトニン濃度は正常に増加していたそうです。)
**朝ごはんと夜の光環境を合わせて調整することが大事です!!**