進化
コロナの影響が
僕の常識を軽々越えていきます
新しい生命の爆発
それは世界から歓迎を受けるものとばかり思っていましたが
こんなにも共存が難しいとは
コロナの在り方をみていると
人の在り方をつきつけられます
宿主との共存
進化とは動的から静的へ
もしかすると人は
地球上においてはトランスフォームしたての新型ではないのか
頂点でなく底辺
僕とか君が思い浮かべる
互いに優しくて
争わず
許し合い
すべてを愛するその頂点には
鳥や虫や
草や木や
知性のその先には
赦し合うことだけがあるのなら
たぶんそういうこと
僕のパラダイムは
いま
シフトしている最中にあるのです
week2「交流週」
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作者の方はまっすぐな思いをもった方なんだと思います。そのまっすぐさは、ただ強いだけではなく、苦しさとか弱さも併せ持っているんだろうなと思いました。私も、他者に変わることを求めるのではなく、自分が変わっている最中だと書けるような立場でいたいなと思いました。
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コロナとの共存を「許し合う」と表現するのが興味深いです。二つ目は「赦し合う」と漢字が違うのですが、どんな意味を込めているのでしょうか。
「パラダイム」とは、世界的な、あるいはある限られた「領域」においてある時点で支配的な考え方のことを言い、「パラダイム・シフト」という言葉を広めたのは科学哲学者であるトマス・クーンですが、それをあえて「僕のパラダイム」としたのがとても面白いと思います。
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コロナのことかも、というのは、きっと詩中のコロナを隠してもわかるかと思うので、固有名詞ではなく、「あいつ」「それ」にしたり、代名詞にすると何だかもっと想像が広がって、詩を読む側の自由度が高くなりそうです。私の中では気持ち的には「あいつ」なのですが、この生活も悪くないかもしれないという瞬間もあったりして「あいつ」にするのは申し訳なさも若干に感じたり。
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パラダイムシフトのド真ん中にいる時って、すごく苦しいんだと思う。サナギが蝶になる前には体の細胞の大部分を一度グチャグチャにして壊してしまうそうです。中はグチャグチャ・・・でもちゃんと蝶になる。私はそんなグチャグチャな思考回路と精神状態の時の自分を「井戸の底にいる」と表現しています。でも一度底まで下りないとわからないんです。村上春樹ぽいですが。
week3「推敲週」