イランカラプテ!
第5回目のアイヌ食講座は【kompusito:コンプシト】でした。
講師は、二風谷出身のアイヌ 関根摩耶さん。
ミニ講座は【薬草】がテーマでした。
シトは団子という意味で、イナキビを使用したものに限らず団子にしたものをシトと呼んでいます。二風谷ではシトといえばイナキビを使用したものを思い浮かべることが多いそうで、揚げた昆布の甘いタレをかけて食べます。
~薬草について
ナギナタコウジュ(アイヌ語:セタント)は解熱、発刊、利尿作用などがあり、頭痛や風邪、二日酔いに効くそうです。茎や葉を炙ってお粥に入れたり、乾燥させてお茶のように飲むなどするそうです。
ヨモギ(アイヌ語:ノヤ)は外傷や虫除けとして日常的に使用されています。傷口にはヌヤヌヤ(モミモミ)ヨモギを張り付けてふきの葉で押さえておくそうです。また、虫除けにはヌヤヌヤしたヨモギを身体にこすりつけることで、アブや蜂が寄ってきにくくなるそうです。
ハコベラ(アイヌ語:リテンキナ)は虫刺されや打ち身、骨の痛みに効くそうで、リテン=やわらかい=治るという意味合いがあるそうです。
エゾテンナンショウ(アイヌ語:ラウラウ)は捻挫や打ち身などに効きますが、とても刺激が強いので直接肌に塗ってはいけないそうです。根をすりおろして小麦粉と混ぜ、布に塗って患部に貼って使用します。根は食べることができるそうですが毒があるため中心部を取り除く必要があります。
今日もとても面白かったです!
そして、ケラアン!!
(本日のレシピは、みらいつくりレシピ内でご覧になれます)
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アーカイブはメンバーページ内にありますので、ぜひご覧下さい!!
次回は9/28㈬に開催予定です。
レシピや食材は開催日が近くなったら、研究所HP内でお知らせします
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イペアンロー(いただきます)
ケラアン(美味しい)!!
ヒンナ~!(食材に感謝)